ビリババ(3)からのつづきです

大会まで、あと1週間。
Bちゃんを家に呼び、作戦会議が開かれた。

そんなことをしている時間があるなら
走れって? でも・・・



ということで、作戦会議なのだった!

まず、私たちのネックは・・・



そうなのだ。
10キロは侮れない。

周りのランナーは言った。



おっちーだけじゃない。



そうだ! 10キロが無謀なんだ!

送られてきたパンプレットを見ると
10キロと5キロは同じコースを走る。
5キロは1周、10キロは2周。



するとBちゃんが言った。



10キロのゼッケンをしながら、
5キロのスタートに紛れ込むなら
そうだ、ゼッケンを隠すしかない!



私がたてた「ドキドキ作戦」がこうだ。



走ってる間もずっとドキドキ
飛び出しそうな心臓を手で押さえ、
最後、ゴールで初めてゼッケンを見せる。

そのゼッケンを見てスタッフは言うだろう。



そうしたら、女優!女優!女優!



そして、その場にへたり込む。



ところが、Bちゃんは言った。



えー?やっぱり無理があるか?



なるほど!!!
ならば「明日のジョー作戦」だわ!



自分はまだ戦いたいのに、
リングにタオルが投げ込まれるパターンね。



そういえば・・・私がランを始めた時、
多くのアラフィフの先輩がこう言ったわ。



そうだわ! 



この際、「尿漏れ作戦」
これを使うしかないわね。



そして・・・
いよいよ走るのが苦しくなったら



尿漏れに思わせるの。
きっと係りの人はそんな私を見つけ
止めに入ってくれるだろう。



でもまたすぐにBちゃんからのダメ出し。

考えてもみて?
そんなものを股間にぶら下げていたら、
スタートの段階で



それにカータン声低いから、
どんなに否定しても締め出されるわよ!



もーー!
じゃいっそ、
腐った牡蠣でも食べて臨もうか?



トイレ行きたさ
猛ダッシュ出来るかもしれない。



Bちゃんとない頭使って
いろいろ作戦練ったけど、
結局どれも使えそうにもない。

でもやっぱり・・・
10キロは走れる自信がないわ。

そして、最後に出した結論!!



ここは素直に大会事務局に
事情を話すことにしたのよ。



すると、
先方はとても済まなそうにこう言った。



目の前が真っ暗になっている私に
その後、優しい声でこうつづけた。



なんだかそのひと言で
それまでのモヤモヤが一気に晴れて



それからの大会までの1週間は
なんだか大会が楽しで楽しみで。

そして、迎えた大会当日。
果たして、私は、私たちは
無謀と言われてる10キロを
走れることができるだろうか?

ビリババ 最終章につづく

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いよいよ次回はラスト、ランガール当日の様子をお送ります。ひとつだけ先に言うと・・・それが本当苦しかったけど、楽しかったんですよ〜。では、次回に〜