加計呂麻から帰ってきて、年末年始は慌しく過ぎて行った。


娘の学校が始まり、またいつもの日常にようやく戻ったある日、

私は突然思い立った。


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そう、前回の記事のコメントに

マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」について

書いて下った人がたくさんいてびっくりしたけど、

そうなのだ、私、なぜか無性に「THIS IS IT」が観たくなった。


去年12月、嵐の東京ドームのコンサート記事を書いた時、

その記事を読んだ何人もの方からメッセージを頂いた。


「カータン、THIS IS IT 観てきてください!

絶対に感動しますから!」


とても興味があり、観に行きたいと思っていながら、

毎日慌しく・・・行きたい行きたいと思いながら、

とうとうチャンスを逃してしまった。


近々DVDが発売されるからいいやと思っていたのだけど、

年明け、『THIS IS IT』が再上映されていることを知り、

これはもう行くしかないって。



正直言って、

私はマイケル・ジャクソンのファンというわけではなかった。

高校時代、友達の会話の中に、

外国の歌手の名前が飛び交うようになって、

その会話に遅れちゃいけない!と

毎週欠かさず見ていた『ベストヒットU・S・A』。


番組で流れた『Beat it』や『スリラー』・・・

その時の曲を聴くと、懐かしく、胸がじーんとするけれど、

それは何もマイケルのファンだからという理由ではなく、

スリラーやBeat itの振り付けを必死に覚えた

あの頃の自分を思い出してのことだ。


でも、スーパースター・マイケル・ジャクソンの死は、

ファンでもなかった私にも衝撃的なものだった。

マイケルが実現できなかったロンドン公演を

私も観てみたいという単純な思い。


それに、皆が観てすごかったというその映像を

自分も劇場で見てみたかった。

もしかしたら、心のどこかに高校時代と同じ気持ち? 

出遅れちゃいけない!という思いもあったのかもしれない。



平日の昼だというのに、場内は満席だった。
そんな熱気に包まれた中、幕は上がった。


マイケルに憧れて、

マイケルと同じステージに立つことを

夢みているダンサーの目の輝き、

そして、コンサートという枠を超えた

マイケルの演出にかける意気込み。


近年、マイケルといったら、スキャンダルばかりが取りざたされ、

ファンではない私の耳に入ってくる情報といったら、

そんなゴッシプばかりだったけど、

やっぱりステージ上のマイケルはまさにキング オブ ポップ、

そのものだった。



そんな目で映画を見ていた私が、ある場面で息をのんだ。

「Earth Song」が流れ出し・・・


女の子がアマゾンで蝶と戯れ、遊んでいる。

女の子はいつの間にか、うたたねをしてしまう。


その間に森の木々がどんどんブルドーザーで

なぎ倒されて行き・・・焼かれていく森林。


そんな中、女の子は目を覚まし、目の前の惨憺たる光景を目にする。

そして、1本だけ残った小さな木の芽を救おうと手を伸ばす。

でも、そこに迫り来るブルドーザー。


マイケルが言う。


「皆誰かがやってくれると思っている。誰かって?

僕らから始めよう」


マイケルのメッセージは余りにもストレートだった。

変な色眼鏡を掛けている自分がすごく恥ずかしくなった。

「愛」とか「地球」」とか「自然」とか「環境」とか「平和」とか、

「子供たちを守ろう」とか

誰もが大切と思っているそれらの言葉を

あえてを口にすることに、私はものすごく抵抗がある。


人間が生きていくために、

知らず知らずと犠牲を強いられるものはたくさんあるし、

自分だってそのおかげで便利な世の中を生きている。

きれいごとだけでは生きてはいけない。

それは、心では痛いほどにわかっている。

わかりきっているからこそ、

「愛」「地球」「自然」「子供」・・・

それらを口にすることに、私はすごく偽善的な躊躇いがある。

きっと、きっとだけど・・・、

マイケルを観た多くの方も、同じように、

そんなもどかしさの中で立ち止まったのではないかと思う。


だけど、マイケルは繰り返し、私たちにメッセージを送る。


「地球を癒そう!

今しかないんだ! 今から始めよう!」


マイケルは、今がラストチャンスだと伝えてきた。

そして、私は思ったのだ。

もしマイケルが亡くなっていなかったら・・・

私はこんなにもストレートにマイケルのメッセージを

受け止められたのだろうかって考えた。

『スーパースターが言う綺麗ごと』で済ましていたん

じゃないか。


いや、その前にマイケルが亡くなっていなかったとしたら、

熱狂的ファンでもない私が、

このマイケルのメッセージを受け取ることはなかったはずだ。


だから、こんなことさえ思ってしまった。

マイケルは、もしかして、このメッセージを多くの人に伝えるために、

神様に連れて行かれたのではないかって。

それは、マイケルの熱狂的なファンからしたら、

とても不謹慎な発言だって怒られてしまうかもしれない。

でも、その時は、そう思ってしまった。

とても考え過ぎだったかもしれない。



私が加計呂麻島でゆき姐に聞いてきた話を

記事にすることを躊躇っていたことの理由。


繰り返しになるけれど、

自然とか環境破壊とか神様とか

そんな綺麗ごとを並べていると思われること。

偉そうに語りだしたことろであなたに一体に何ができるのか?

と非難されること。

環境問題は、何も加計呂麻島にだけ起こっている問題ではないと

言われてしまうこと。

仮に加計呂麻島の自然が守られたとして、代わりに他の土地や島の

自然が犠牲になったとしたら?

その答えに言葉が詰まる自分がいること。

それに、柄にもないことを書いて、あの人どうしちゃったんだ?って

嫌悪感を抱く人だっているということ。


でもね、マイケルを観ていたら、

そんなことを考えている自分がすごくちっぱけに思えてきたのだ。
荷が重いと躊躇っていた私だけど、

「誰かじゃなく、僕らから」だとしたら、

今の自分にできることは、

加計呂麻島で聞いてきた話を知ってもらうことなんだと。


男はつらいよ! 最終作『寅次郎紅の花』の舞台に

なった加計呂麻島。

その島を愛する山田洋次監督はこうおっしゃったそうだ。

「私にとって加計呂麻は『秘密の大切な場所』であり、たくさんの人が来て荒らされても困るという気もしますが、町にとっては人が訪れて、まちが活性化することも重要でしょう。」



あたし・主婦の頭の中

誰もが思う。

余り知られていないお気に入りの場所を見つけたら、

できるだけ秘密の場所にしておきたいと。


かくいう私も、アイドル小林に連れて行ってもらってにもかかわらず、

同じことを思った。でも、今は伝えたい。


加計呂麻島・・・

コンビにも、携帯の電波だって届かない場所が多いこの島。

でも、私たちの普段感じられない時間の流れがそこにはある。

太陽や、木や風や海が・・・自然そのものが神様なんだって

こんな私でさえ柄にもなく思えた島なのだ。



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前回の記事にもたくさんのコメントをどうもありがとうございました。いろいろなご意見をどうもありがとうございました。加計呂麻島までどうやって行くんですか?という問い合わせがたくさん来ているので、齋藤潤さんが加計呂麻島への行き方を で紹介してますので、もしよろしければご参考まで。

今日は節分、毎年節分は朝から熱くなる一大イベントなのですが(その模様は )、今年は大人しく過ごします。長女が風邪でダウンしたのが、私、夫に移り・・・昨夜、私、夫ともに、発熱。私は今朝病院へ行ってきました。夫は大切な会議があると行って、一応出社しましたが・・・。母がさっき恵方巻を持ってきてくれたんだけど、今かじりついたら、窒息するでしょう。両鼻が詰まってます。そんな中で唯一元気なのが、次女。元気なのは何よりだけど、私がこんな状況で、次女だけ妙に元気なのも辛いものです。皆さんも風邪には気をつけてください。

では、今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。